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Dwarf on the PC

このブログでは、元パソコン初心者(現在は中級くらい)の管理人が自分の経験に基づいて、中古パソコンやパソコンの周辺機器や、あると便利なフリーソフトのレビューを自由に書いています。 ちなみに使っているのは中古パソコンで、OSはWindowsXPとLinuxです。 (HDDの容量が小さいのに無理やりデュアルにしています)

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googleのインプットメソッドを使ってみよう

先月3日(2009.12.03)、Googleが無償で利用できる日本語インプットメソッドを公開しました。このソフトはGoogleのWeb検索における予測変換機能をそのままインプットメソッドに応用したもので、著名人や漫画のキャラクターの名前など、一般のインプットメソッドが変換しにくい単語も一発変換する優れたインプットメソッドという評判です。
今回はgoogleのインプットメソッドについて紹介したいと思いますが、その前にインプットメソッドについてまとめておきたいと思います。


私たちは、パソコンを使用して当たり前のように、ローマ字入力した文字を日本語に変換していますが、実際はローマ字で入力した文字を日本語に変換するソフトウェアが裏で活躍しています。
このようなソフトウェアはインプットメソッドや日本語変換エンジンなどと呼ばれ、Windows系のOSでは、「MS IME(MicroSoft Input Method Engine)」というインプットメソッドが使用されています。
また、Macならことえり、LinuxならAnthyというインプットメソッドが使用されています。

このため、インプットメソッドの性能が、日本語への変換しやすさに影響しているといえます。

日本語変換しやすさの違いは、実際に他のインプットメソッドを使用してみるとわかるのですが、一般的のユーザーはWindowsの「MS IME」を、意識せずに使用しているのでこれを体験することができません。

たとえば、私の使っているLinuxディストリビューションでは、SCIM-anthy(日本語変換エンジンはAnthyというプログラム)というインプットメソッドを使いますが、このインプットメソッドは「とおもいます」を「十もいます」と、「MS IME」にはない変な変換をする癖あります。
また、これは「MS IME」やLinux用のインプットメソッドの両方にいえることですが、人名の変換がしにくいという問題があるので、標準のインプットメソッドで満足できないという人も多いようです。

現在Windowsでよく利用されている日本語変換エンジンに「ATOK」というものがあり、大変評判が良いみたいですが、これは有料ソフトのため個人ユーザにとっては手を出しにくいので、とりあえず標準の「MS IME」となってしまいます。
こうした現状が、今回のgoogleの日本語インプットメソッドの公開により、どのように変わるかが注目されてます。




そこで、今回はgoogleのインプットメソッド「google日本語入力」をインストールして、その使い勝手を検証してみたいと思います。


まず、以下のサイトから、google日本語入力のインストーラをダウンロードしてインストールします。


http://www.google.com/intl/ja/ime/


・このファイルは「Googlejapaneseinputsetup.ext」であり、ダブルクリックで実行するとネット上のFTPサーバから必要なファイルをダウンロードしてインストールする仕組みになってるので、インターネットの接続中に実行する必要があります。


・なお、インストールはこのファイルを実行すると全自動で行われますが、インストール完了後に以下のウインドウが表示されるので、「Google日本語入力を規定のIMEとして設定する」にチェックして「今すぐログオフ」をクリックします。ただし、他のアプリケーションを終了していないときには「後でログオフ」を選び終了してから手動でログオフします。





以上で、インストールが完了し、再ログインすると「googe日本語入力」が標準のインプットメソッドとして起動します。



試しに以下のような例文を入力あとに、変換キーを1回押してどのくらい変換できるか試してみました。


(例1)げんざいのしゅしょうはしょだいじみんとうそうさいのはとやまいちろうをちちにもつはとやまゆきおだが、1だいまえのしゅしょうは、よしだしげるもとしゅしょうのまごのあそうたろうで、2だいまえのしゅしょうはふくだたけおもとしゅしょうのむすこのふくだやすおだった。


【google日本語入力】

現在の首相は初代自民党総裁の鳩山一郎を父に持つ鳩山由紀夫だが、1台前の首相は、吉田茂元首相の孫の麻生太郎で、2台前の首相は福田赳夫元首相の孫の福田康夫だった。


・1代と2代が1台と2台になっているところ以外は、政治家の名前も文節の判定も、正確ににおこなわれていることがわかります。実際はこのような長文を一発変換しないので、代と台の間違いは問題ないと思います。
「MS IME」では「ふくだたけお」が、「福田武雄」と変換されてしまいます。(ただし、これは私の場合なので使用頻度で変わってくると思います。)


次は少しマニアックな漫画のキャラクターについての文章を入力してみました。


(例2)
じょじょのきみょうなぼうけんのだいさんぶのしゅじんこう、くうじょうじょうたろうは、だいにぶのしゅじんこうのじょせふじょーすたーのまごで、だいよんぶのしゅじんこうでじょせふじょーすたーのかくしごのひがしかたじょうすけのおいである。また、だいろくぶのしゅじんこうのくうじょうじょりんのちちでもある。


【google日本語入力】

ジョジョの奇妙な冒険の第三部の主人公、空条承太郎は、第二部の主人公のジョセフ・ジョースターの孫で、第四部の主人公でジョセフ・ジョースターの隠し子の東方仗助の甥である。また、第六部の主人公の空条徐倫の父でもある。


・驚くべきことに、キャラクターの漢字が一字一句あっています。「MS IME」ではくうじょうじょうたろうが、「食う上場太郎」になり、正確に変換されません。


この結果は、Web検索でよく検索される著名人や漫画のキャラクターの変換に強いことを表わしているといえます。


また、googleのWeb検索や、携帯電話のメールのように予測変換機能が充実していて、普通のワープロとはちがった感覚で文字を入力できます。
おそらくこの機能が「google日本語入力」の特長だと思いますが、個人的には少しわずらわしく感じます。
さらに、自分の以前入力した文が予測変換の上位に表示されるようで、油断していると同じ語彙や表現ばかりを使ってしまいがちになるという弊害を生み出しやすいような気がします。
携帯メールに慣れた若い人には使い易いと思いますが、個人的には予測変換機能は必要ないような気がしました。
(予測変換機能は「タスクバー上のスパナのアイコンをクリックして「プロパティ」を選択>>表示されるウインドウので「サジェスト」>>サジェストの種類の2項目のチェックを外す>>OKをクリックしてウインドウを閉じる。」でOFFにできます。
)


とはいっても、これは相性の問題で、総合的にみるとgoogleのインプットメソッド「google日本語入力」は標準の「MS IME」よりも高性能で使い易いので、とりあえずインストールして使ってみてはいかがでしょうか。


なお、googleのインプットメソッド「google日本語入力」については、以下のページで詳しく知ることができます。

http://googlejapan.blogspot.com/2009/12/google_03.html



このページで知ったのですが、LinuxのインプットメソッドのAnthyのWindow版(WinAnthy)もあるようです。WinAnthyはいずれ試してみたいと思います。

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